もっとも手に入らない酒かもしれない
《あたりのやわらかいキレの良さ、スッと呑んでしまう酒》
蔵は当時軍事基地として使われ敷地はなんと10,000坪と広大。そんな環境の中で酒造りはたった一人で小じんまり造られる。
「人を雇えば給料を払う為に造らなければならなくなる、だから造ることが嫌になったら止められる…」と言う実に自由人。
蔵元で杜氏の彼は若干22歳で品評会で賞を取っている。これは最年少記録かと…。
淡麗辛口では他の蔵と変わらないしつまらない。それで真逆の味を造った。→これが酒呑みを唸らせたのです。
品質はもっとよくなると思う…と自由人言います。一見、勝手気ままに見えますが酒造りを一人でするというのはいい酒を造ると言う彼のやり方で哲学なのかもしれません。どういうわけか日本酒への期待が膨らむわけです。