王道より獣道、好奇心を掻き立てる酒
《日本酒の本来の味はうま味 淡麗辛口は目指さない》
“カウボーイ”はステーキの為に造られた。もともとアメリカを意識して造った。国内のフーデックスで人気を集め日本での展開を決めた。
精米競争には未来がないと思う、だから僕は磨かない酒を造る。
インドネシア、サンフランシスコ、中国で酒造りの指導をする中で、おもしろい酒造りが出来ることを知った。それで“のぱ”を造った。酒造りはとてもデリケートで低温管理は絶対条件。それを四季の外気温そのままで自然の温度に任せて発酵させた。
王道に対して獣道。何が起こるかわからないけれど覗いてみたい。好奇心を掻き立てる…これが獣道です。“のぱ”をみんなで試飲した時の一言は「おもしろい」でした。美味いの他にも面白いという感じ方があるのです。