ブランド再生を図る蔵
《水のうまさ、米のうまさを生かす酒》
峰乃白梅は越乃寒梅、雪中梅と共に新潟3梅と言われた。
杉は保水力があって一本一石の伏流水と言われ、十分な水を蓄えている。この地域はそんな地域。
ブランドの再構築をする。そこに専念する為に普通酒の造りを止める。水の旨さ、米の旨さを生かすために純米酒を中心にやって行く。
この蔵の杜氏は普段から食事の管理をし造りの時期には香のあるものは食さない。蔵に住み込み夜中には2時間に一度起きて発酵を見る。昼もタンクから離れない。科学と機械化が進みそんな苦労をする必要はなくなっているのですが、それでも最後はやっぱり人の感覚と目を大事にする。
時代が変わり嗜好も変わります。その時代にどう向き合ってゆくかは永遠のテーマです。「活故創新」古きを生かし新しきを創造する、この蔵がどう変わって行くのか楽しみです。