純米しか造らない蔵
《味のある酒とは甘みです》
23BYから全量純米酒を造る蔵。アルコール添加の酒に比べて造りとしては手間と時間、そしてリスクも大きいと言う。アルコール度数を自力で上げなくてはならず、これがアル添酒とは違う面倒さ。
26BY(年度)越後流酒造技術選手権大会で純米酒の部で見事受賞を受けた。全国に広がる越後杜氏が競う大会で大変名誉ある品評会。この受賞者はつつみ隠さず技術をオープンする。こうして新潟の蔵は共に発展してきた。
品評会は減点方式なので目立つ酒、癖のある酒は不利になる。
新潟は蔵どうしの関係がとてもいいです。小さな蔵が大量生産地に勝つために各蔵の連携を考えたのでしょう。清酒学校や醸造試験場もその表れだと思います。新潟の酒はこうして共に学び合い発展してきたのだと思うわけです。
※23BY…BYは製造年度Brewery yearの意味。23BYは平成23年度醸造という意味。
主な受賞歴
●IWCインターナショナルワインチャレンジ2019
純米大吟醸部門【SlLVER】 越乃雪椿 Grand-Cuvee 純米大吟醸原酒
純米大吟醸部門【BRONZE】 月の玉響 純米大吟醸