若き6代目の酒に託す父
《味は変わらないことも大事だか、変わる事も大事》
「お客様がどういう酒を飲みたがっているのか、吞みたい酒をその時代の酒を造る為に味は変えてよい。」と蔵元は言う。
「この小さな蔵を息子に継がせるべきかどうか悩んだ時があった…。まさか息子が自分から継ぐとは思っていなかった…。」
若き6代目は造りを学びながら営業に回っている。その息子が造った酒が“阿部”。きちんと飲み手へ伝えてくれる店、酒を大事にしてくれる店を選んで取引をしている。
「伝統は変わらないことも大事ですが、変わることの面白さも大事。お客様がどんな酒を呑みたがっているのか、それを考えるなら変化は大事でしょう。」
私はこの息子さんとまだ会ったことがありませんが“阿部”の噂をよく聞くようになりました。影響力のある人達が評価をし出したのだと思います。この蔵、もっと人気が出ると思います。楽しみです。