小さな小売店と一緒に丁寧に売って行く
《流行は追わない、地味に造る、味には丁寧に》
ある大手の売り場での事…。その売り場には緑川の酒が行っているのに電話したところそこのスタッフは緑川をわかっていなかった。小売店は酒蔵からしたら発表の場、これではダメだと思った。
それから、うちの事をよくわかってくれる店とやると決め小さな小売店に丁寧に説明をして回った。そしてこれまでの取引相手を一度見直した。→大きな決断だったと思います。
長続きが大事。流行は一回りすれば終わる、だから流行は追わない。私どもは一世代の繁栄は求めない、だから丁寧な酒造りを続けて行く。商品を売るのではなく緑川という会社を売っていきたいと思う。
売り手、小売店がいかに大事な役割を担っているかがわかります。造り手と売り手が理解し合って始めてその商品はお客様に届くのだと思います。これからは生産者の価値をお客様にしっかり伝えられない小売店は無くなって行くでしょうね。この蔵は流行るとかウケるかと言った奇をてらう事をしない蔵です。いい酒をいつまでも長く…を考える蔵です。