ぽんしゅ館データ「酒蔵物語」とは、酒蔵さんとの話の中で印象的だった事、面白かった事をメモ書きしたものです。
少し乱暴に書き並べていますがご了承ください。

松乃井酒造場

まつのいしゅぞうじょう
創業1894年
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主な銘柄/松乃井
新潟県十日町市上野50-1

酒呑みが評価する酒
《搾ったままですぐ飲めるいい酒》

目指す酒は絞ったままの美味しさ。日本酒は普通、炭で濾過して色や味わいを調整するが、この炭の量を極力減らす。その方が日本酒本来の甘味、旨み、柔らかさが出せるから。このやり方は特に原酒の酒質が問われる、そこに自信がなければできない酒造りだ。
普通酒の造りの変わり目ではブレンドをして味が変わらないように調整するが、しない方が今年の酒らしいと思う。
本来は火入れをして瓶詰めしますが瓶に入れてから火入れした方が味わいは良くなる、ただ手間はかかるし冷蔵保存するので場所も経費も掛かる。
社長は兄、杜氏は1つ年下の弟。兄弟蔵。

私はこの蔵の座敷で酒を呑ませてもらうのが好きでよくお邪魔します。松乃井は酒質をとても大切にする蔵です。味は其々好みがありますが酒質の良し悪しは変わらないと思っています。だからこの蔵は高く評価されているのです。今度一緒に蔵に遊びに行きましょう。