日本の家業魂、試練を乗り越えた蔵
《まずは自分達が吞んでおいしいと思う酒》
蔵の名は酒の神様が白い龍という事で白龍酒造。
戦時中企業調整により蔵は廃止。その後30蔵が統合されて復活。そしてリーマンショックの時に経営難で他の資本が介入、そして今資本を買い戻し自立。幾度かの試練を乗り越えて来た酒蔵で。
蔵元は「一番は人です。大変な中で本当の人の姿を見ました。いろんな人に助けてもらって今があります。」と…つくづく。
蔵の目指す酒は…? 「自分で呑んで美味しい事、造っている我々が本当に納得すると言う意味です。あとはお客様が良しとしてくれるかです。」
杜氏は10才年下の弟さん。
あまり知られていませんが酒蔵の長い歴史は他の資本を入れて継続するというケースは少なくありません。新潟においても他の資本が入ったり、経営が変わった蔵は約三分の一はあります。この蔵のように資本を元に戻して自立するというケースは極稀です。